http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070627-00000263-mailo-l34
　モンゴル・ウランバートルで今月２１～２２日にあった第６回核戦争防止国際医師会議（ＩＰＰＮＷ）北アジア地域会議に出席した県医師会長の碓井静照・ＩＰＰＮＷ日本支部長らが２６日、中区の広島市役所で帰国後の会見をした。
　ＩＰＰＮＷは核兵器廃絶を求める医師らが放射能の影響などについて話し合う会議で、隔年で地域会議と世界会議を開催。昨秋の北朝鮮による核実験後では初開催で、北朝鮮も参加した。碓井支部長によると、北朝鮮支部の代表は「核廃絶の前提条件は核の脅威の除去」と題して発表し、「自国の尊厳を守るために核を持たざるを得ない。
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自分たちも非核化を望んでいる」などと話していたという。
　同会議には北アジアの日本、モンゴル、韓国、北朝鮮の４カ国の医師や医学生ら約１００人が参加。核兵器の攻撃、実験や原子力発電所の事故などによる健康や環境への影響を調査することなどが決まった。また、０８年のインド・ニューデリーである「第１８回ＩＰＰＮＷ世界大会」で原爆展などのワークショップを開くことが話し合われた。
　北朝鮮と日本の２カ国協議もあり、碓井支部長は「今まで一方的に米国を批判していた北朝鮮が態度を軟化させていた。北朝鮮にいる在外被爆者の治療は行っていると彼らは話していたが、可能なら北朝鮮に行って検診や実態調査をしたい」と話した。【井上梢】

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